家族の話 【泣ける短編】病気を隠した母が問診票の裏に残した言葉
母が書いた問診票の裏【改稿版】母の病気を知ったのは、私が患者に「痛みを隠さないでください」と説明している最中だった。廊下を通り過ぎた車椅子に、母が乗っていた。頬は痩せ、膝には見覚えのある灰色のひざ掛けが掛かっていた。母は私と目が合うと、叱られた子どものように顔を伏せた。私は病院で理学療法士をしている。人の歩き方を見れば、どこをかばい、どの筋肉が弱っているか、おおよその見当がつく。
家族の話
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泣ける話
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