泣ける話 靴修理職人が見つけた居場所|過去の失敗が反転する泣ける短編小説
安井先生へ。お預けしていた写真を、最後の展示に戻していただけませんか」朝、共同工房の端末に届いた連絡は、別人宛てだった。私は安井ではない。靴修理職人の安西である。一字違いなど小さなものだが、人間一人を別人にするには十分だった。添付された古い写真には、体育館の舞台で踊る少女が写っていた。足元には、赤いリボンのついた白い靴。
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