泣ける話 終電後、祖父の切符を拾った夜
終電が出たあとの駅というのは、昼の駅とはまるで別の顔をしています。人に使われるための場所だったはずなのに、人がいなくなると、急に何かを待つ場所に変わるのです。長いホームの先で風が鳴り、蛍光灯が白々とレールを照らし、ベンチだけが誰かの帰りをまだ信じているように見える。私はその静かな駅を巡回する警備員です。
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