泣ける話 恋人の手帳に「最終」とあった
紗季の部屋の鍵が、今夜に限ってやけに重かった。 既読のつかない画面を握り潰しそうになりながら、僕は合鍵を回す。カチ、という音が廊下に響いた。 玄関には僕のスリッパが揃い、テーブルには伏せられたスマホ。充電コードだけが揺れている。 呼んでも返...
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