5分で読める感動の話|心が疲れた夜に読みたい短編

本と眠る猫のぬくもり 泣ける話

残業帰りのコンビニで、レジの女性に
「いつもお疲れさまです」
と言われた。

それだけで、なぜか泣きそうになった。

私はその人の名前も知らない。

きっと向こうも、私のことなんて覚えていない。

でもその夜の私は、その一言に救われた。

毎日、誰かの期待に応えることばかり考えていた。

職場でも、家でも、
「ちゃんとしなきゃ」と気を張っていた。

だから、ただ労われるだけの言葉が、
思った以上に胸に沁みた。

外に出ると、夜風が冷たかった。

コンビニの明かりだけが、やけにやさしく見えた。

人は、すごい言葉で救われるとは限らない。

ただ「お疲れさま」と言われるだけで、
今日一日を少しだけ肯定してもらえた気がすることがある。

その夜、私は久しぶりに温かいお茶をいれた。

湯気を見ながら、
「今日も終わったな」
と小さくつぶやいた。

それだけで、少しだけ生き返った気がした。

※本作品はフィクションです


心が疲れているあなたへ

誰かの何気ない一言が、支えになることがあります。

だからこそ、あなた自身にも、
「今日もよく頑張った」と言ってあげてください。


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