封筒

泣ける話

返事の遅い手紙

玄関の靴箱の上に、見知らぬ封筒が置かれていた。白い封筒。差出人の欄だけ、空白。宛名には、僕の名前が、僕の知らない字で書かれている。読めるのに、読めない。そんな字だった。僕は郵便局で働いている。一日じゅう、誰かの“用事”を運んで、帰り道に自分...