家族の話 祖父の留守電を、私は遅れて聞いた
祖父が死んでから、私は腕時計をするようになった。 べつに、時間を大切にする人間になったわけではない。 そういうふうに言うと、少しは殊勝に聞こえるかもしれないが、私はもともと時間にだらしないほうだった。 若いころは遅刻ばかりしていたし、四十を過ぎた今でも、客のいない待機中にはついシートを倒して目を閉じてしまう。
家族の話
家族の話
家族の話
泣ける話
家族の話
家族の話
泣ける話
家族の話
家族の話